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5つの惑星、太陽、月

古代ではシュメールなどで水星、金星、火星、木星、土星の5つの星は、他の星々と違い、輝きも強く、北天を中心に回るわけではなく、まったく違う軌跡をたどることに注目した。これは距離が近いし同じ恒星系に属するから当然なのだが、この5つの星は特別であると考え、シュメールでも特別に神々が支配すると考えた。バビロニアではその動きを「迷える羊」とたとえたようだ。「惑星」(惑う星)はこの天球上の見かけの動きのことで、プラネット(フランス語planete→ラテン語planeta→ギリシャ語planetai さまよう星の意) ・シュメールの場合 (太陽神シャマシュ) 8月神 シン[ナンナル]) 水星 ネボ 金星 イシュタル(イナンナ) 火星 ネルガル 木星 マルドゥック(ネビル) 土星 エヌルタ

・バビロニア 水星 雨を降らせるグド星 金星  火星 荒れ狂う火神(ギビル)、アン星 木星 万物に前兆をかかげるバッバル(白い星) 土星 真実と正義の星ゲナ星 土星は縁起のよい星

・ローマの場合(考え方はシュメールのコピー) (太陽神アポロ) (月神) 水星 マーキュリー(メルクリウス) 金星 ヴィーナス() 火星 マーズ(マルス) 木星 ジュピター(ユピテル) 土星 サターン(サトゥルヌス)

・中国の場合(考え方はシュメールのコピー) (太陽神) (月神) 水星 辰星 金星 太白 火星 荧惑 木星 歳星 土星 鎮星




アーディティヤ 【インド:太陽神】

アテン 【エジプト:太陽神】

アポロン 【ヘレネス(ギリシャ):太陽神】

アマテラス(天照大神) 【日本:太陽の女神】

アリンナ 【フルリ,ヒッタイト:太陽の女神】

イツァムナ 【マヤ民族:神:火】

インティ 【南アメリカ:インカ:太陽神,最高神】

ヴァハグン 【アルメニア:火,太陽神】

ウィツロポチトリ 【アステカ民族:神:戦,太陽】

カウ(火烏) 【中国:魔物】

ゲイ(羿) 【中国:英雄】

サウレ 【バルト:太陽の女神】

スーリヤ 【インド:太陽神】

ダージボグ 【スラヴ:神:太陽】

ツォハノアイ 【アメリカ先住民族:ダイン民族:太陽神】

デル・グレネ 【ケルト,アイルランオ:女神:太陽】

トナティウ 【アステカ:太陽神】

ヒュペリオン 【ヘレネス(ギリシャ):神】

ヘーリオス(ヘリオス) 【ヘレネス(ギリシャ):太陽神】

ボウワ 【インドネシア:女神:太陽,月の娘】

マハーヴァイローチャナ 【仏教:インド,中国,日本】

ミスラ(ミトラ) 【イラン:神】

ム 【ミャンマー:神】

ヤタガラス(八咫烏) 【日本:鳥:烏】

ユール 【北欧,ゲルマン:冬至祭,クリスマス】

ルー 【アフリカ東部ウガンダ,アンコレ民族:太陽神,創造神:男神】

ルー 【ケルト:男神】

ルガバ 【東アフリカ:ウガンダ:アンコレ民族:神:創造】

ルキア(ルシア) 【スウェーデン:祭:女神】

ワキヤン 【アメリカ先住民族:太陽,雷,鷲】

ラー 【エジプト:男神】

ンザムビ 【アフリカ:女神】



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以下、世界の神話伝承にみられる日食(明示的なものと想定されるものがある) ・太陽女神の天の岩戸ひきこもり(日本神話:アマテラス:世界が暗くなる) 魔神による日の女神の幽閉(アイヌ:世界が暗くなる) 大蛇エクシュキを倒し太陽がもどる(シベリア:サハ民族) ・悪竜にのまれる太陽(中国:銅鑼、太鼓を打ち鳴らし驚かして太陽吐かせる) ・日月の精が去る(韓国:延烏郎、細烏女:世界が暗くなる) ・火の犬が日月をかむ(韓国:日食と月食のできた理由) ・蛇が太陽飲み込む(フィリピン) 半蛇の魔神ラーフが日月を飲む(インド:ヴィシュヌが斬首した 魔神の首が蝕をおこす) ・日食を起こすドラゴン(ゾロアスター教) ・(ユダヤ) 怪蛇アポピスが太陽神ラーを脅かす、 飲み込む(古代エジプト) 太陽と月の交点はドラゴンの頭と尾(ギリシャ、ヨーロッパ:日食・ 月食の起こる交点ノード) ※インドのケトゥ、ラーフ、中国に伝った計都羅喉(けいとらごう)も同じ考え方 ・魔狼スコールが太陽をのむ(北欧神話:ラグナロク) ・ジャガーが太陽を飲み込む(中南米) ・天上の、青いバイプ(ジャガー)が太陽、月を貪り食う(南米アチェ民族[グアヤキ民族])

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