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FL世界观

○Neathに暮らす者たち

Blemmigan(ブレミガン):紫色の肉食茸。嘴と触手を持ち、目はない。1匹だと大した害にはならないが、大抵は群れで暮らしていて、集団と遭遇するとかなり危険。文学に通じている。

Clay man(クレイマン):文字通り粘土から出来た人々。大抵は従順で、いわゆるゴーレムに近い存在。ロンドンなどで安価な労働力として重宝されている。しかし、まれに何か(右腕、あるいは良心など)が欠けた状態で生まれてくるUnfinished man(未完成クレイマン)と呼ばれる存在もいる。彼らには自我が存在するようで、全員が悪人であるとは言わないが大抵はその力強い拳によって危険な存在となっている。

Devil(悪魔):魂を好んで集める種族。集めた魂を何に使っているのかははっきりしない。囚人の蜜は地獄の薔薇との交配種から採られるものらしい。1868年、女王はロンドンの西に位置する地獄に対して侵略戦争を仕掛け、地獄が勝利した(いわゆる68年の戦役)。その結果Brass Embassy(真鍮の大使館)が建てられ、悪魔たちがロンドンに出入りするようになった。

Drownies(ドラウニー):地下では、人は1度死んでも大抵しばらくすると息を吹き返す。彼らは一度海で死に、戻ってきた後も自分は溺れ死んでいるのだと信じ込んでいる人間であり、水の中に暮らし不注意な人々を引きずり込む。Fathom King(ファザムキング)が彼らの王。

Echo Bazaar(エコー・バザール):ストールン・リバー南岸に位置するロンドンの商業の中心地。奇妙な文字を刻まれた特徴的な黒い尖塔はSS内でも確認出来る。慣例的に生き物として扱われ、男性であればShe、女性であればHeなどと呼ぶ。そこ行われる様々な商売を仕切っているのがバザールの支配者たち(後述)。

Fingerkings(フィンガーキング):鏡の裏に巣食う小さな蛇たち。

Fluke(フルーク):巨大なウニのような見た目で、ラバリーマンと深い繋がりを持つ種族。海を漂っているのは彼らの内でも孤独なものたち。

the Gods of the Zee:船乗りの畏れる3柱の神々。

Storm:天蓋に住む怒れる神。雷、雷鳴、浮浪児などと関連が深い。この神に魅入られると瞳が嵐雲のような暗い灰色になる。Stormy-eyedと呼ばれる状態。

Stone:南方の神。光、生命などと関連が深い。おそらく一番正体が分かりやすい神。

Salt:東の神。水平線、別れ、旅人などと関連が深い。この神の呪いは多くの船長を苦しめた。最も謎めいた神。

他にもDrowned man(溺れた男)を崇める者たちもいるが、彼は三神の中には含まれない。

Her Enduring Majesty(永遠なる女王陛下):ヴィクトリア女王のこと。彼女がロンドンを売り渡したと見ている者達もおり、別名Traitor Empress(裏切りの女帝)とも呼ばれる。

Khanate(カーネイト):ロンドンよりも先に落ちてきた街の子孫であり、現在はUnterzeeに散らばりカーンの心臓やカーンの栄光などの島々で暮らしている。一般に工業的に高い技術を持ち余所者を好まない。

the Masters of the Bazaar(バザールの支配者):バザールにおける商売を支配する謎の存在。Mr 〇〇という名で呼ばれる。例えばMr Applesは野菜や果物、不死に関する商売の元締め。フードを被り、人並外れた長身と描写されることが多い。Mrと名乗ってはいるが大抵Itと言及される。

Presbyter(長命衆):旧大陸(後述)に暮らす極めて長命な人々。Prester(長老)が彼らの支配者。一般の人々は契約により千年までしか生きることは出来ないが、一部は名を放棄してCollege of Mortality(定命の集い)に加わり、さらに生きるという。

Rubbery man(ラバリー・マン):イカのような見た目の種族。一般に人の言葉を話すことが出来ず、不安げでとても丁重な物腰の存在として知られている。しかしロンドンの住人からは忌み嫌われ、惨めな生活を余儀なくされている。彼らを助けるとDeep amber(ディープ・アンバー)と呼ばれる琥珀のような物質を貰える。

Snuffer(スナッファー):蝋燭を喰らい、人の顔を奪うものたち。Thief of Faces(『顔盗むもの』)が彼らの支配者的な位置にいる。彼らは他人の顔を身に着け様々な場所に潜り込んでいる。

Sorrow-spider(悲哀蜘蛛):一般の蜘蛛よりも大きいNeathに特有の種族。名前の由来は夜に眠る人々の枕元に忍び寄り人の目を盗む習性。高い知能を有しているようで、議会蜘蛛と呼ばれる一種のコロニーを形成することがある。

Tomb-colonists(墓人):Neathでは人は大抵の場合死んでもしばらくすれば戻ってくる。しかしあまりにも死にすぎた/酷い死に方をした/歳を取りすぎた場合、人の目に耐えない姿となってしまう。そうした人々はTomb-colony(墓人街)へと送られる。ヴェンダーバイトをはじめとするこういったコロニーで彼らは決闘をするなどして静かに暮らしている。


○物や場所

Avid Horizon(アビッド・ホライズン):Unterzeeの北の果て。巨大な黒い門と謎めいた像だけが存在する。北へと至る道。

Correspondence:Neathのあちこちで目にすることが出来る謎めいた言語。人が迂闊に読もうとすると自然発火する(それも大抵眉から)。例えばアビッド・ホライズンの氷の上の文字もこれ。ロンドンっ子にとってはBazaarの表面に刻まれている記号として馴染み深いだろうか。街の壁に落書きされていたりもする。こんな危険な言語を誰がわざわざ?

Elder Continent(旧大陸):Unterzee南方に広がる大陸。その内奥には光輝の山が聳え、茸類の繁茂する熱帯雨林と長命衆の77の王国がある。

Dawn Machine(ドーン・マシーン):Unterzee南西の端に位置する巨大な光輝く機構。人々の心に働きかける力を持つ。その光は抗いがたい。

Iron Republic(アイアン・リパブリック):ロンドン南方に位置する悪魔たちの暮らす場所。そこでは自然法則を含むあらゆる法が通用しない。

Lacre(レイカー):アンモニア臭のする雪のような物質。Nomanの原材料。クリスマスの時期になるとロンドンに溢れ出す。

Nadir:イリーゴ(Neathbowの一色)で満たされた洞窟。あまりにもイリーゴの力が強いためこの場所の存在自体ほとんど知られていない。様々な勢力によって都合の悪いものが置き去られ、忘れられている。

Neath:Unterzee全域を収める巨大な地下洞窟。何故このような場所が出来たのかははっきりしていない。Neathの天蓋にはFalse-star(偽星)が輝き、幾つも垂れ下がる鍾乳石の中にはフォールン・ロンドン(ゲームの方)の開始地点であるNew Newgate Prisonが存在する。Neathで一定期間を過ごすか、一度死んでしまった者は太陽光に対して脆弱になり、地表で暮らすことが出来なくなる。

Neathbow:地下に特有の7つの色。

Apocyan(アポシアン):Zeeの波、記憶、coralの色。青緑に近い。

Cosmogone(コスモゴーン):記憶の中の太陽の色。オレンジ、あるいは黄色に近い。

Gant(ギャント):すべての色が消えた時に残る色。ベージュに近い灰色?光の中では見えない。

Irrigo(イリーゴ):忘却の色。Nadirと関係が深い。紫に近い。

Peligin(ぺリジン):深海、Monster-hunterの瞳の色。ほとんど黒に近い青。

Violant(ヴァイオラント):忘れがたい色。赤に近い?

Viric(ヴィリック):鏡の裏側、浅い眠り、蛇の色。緑に近い。

New Sequence(ニュー・シークエンス):大晶洞などによく見られる輝く瞳を持つ人々。ドーン・マシーンを崇め、その勢力を拡張しようと画策している。

Polythreme(ポリズリーム):あらゆる物に命の宿る奇妙な島。百心の王がこの地を治め、他のどの様な勢力とも協定を結んでいない。クレイマンはここで生まれる。

Prisoner's Honey(囚人の蜜):特殊な品種の薔薇から取られる蜂蜜。これを舐めると物理的に夢の中へと体ごと転送される。一種の薬物であり、中毒者も多い。これ自体は合法なものだが、紅い蜜と呼ばれるバリエーションも存在し、そちらはもし所持している所を捕まれば重い罰が課せられる。

Unterzee:ロンドンの東に広がる巨大な地底の海。南方には旧大陸が広がり、点在する幾つもの島々にはロンドン以前に地下に落ちた街の子孫など様々な人々が暮らしている。

〇用語集(アルファベット順)

Axile(アクシル): Flukeなどを初めとするShapelingたちの故郷。別の銀河系かあるいは少し離れた星域なのか、はたまた別の次元かはっきりした事は不明。

SSkies内で直接登場はしないものの、新しく発見された領域として言及(“a place of change and forbidden arts”)があったので、Albionのような領域の1つと見るのがいいかもしれない。

関連ワード: Fluke, Rubbery man, Moon-miser, milk, amber


Blemmigan(ブレミガン): 紫色の肉食茸。嘴と触手があり、目はない。極めて強い繁殖力を持つ。1匹だと大した害にはならないが大抵は群れで暮らしていて、集団と遭遇するとかなり危険。文学に通じている。


Cat: Neathに暮らす猫たちは、人語を解し秘密を蓄えていることで知られる。この世界の猫には、パラボラと呼ばれる存在しない領域から現実へと抜け出そうとするものたちを止める役割が課せられているらしい。結果蛇とはきわめて仲が悪い。鏡に映すとパラボラでの姿である暁色の毛皮の虎が見える。過去には旧大陸を支配する種族だった。

関連ワード: Parabola, tiger


Clay man(クレイマン): 文字通り粘土から出来た人。一種のゴーレムであり、ロンドンでは従順で安価な労働力として重宝されている。全ての物に生命の宿る島、Polythremeで生まれる。なぜこの島はそんなことになっているのかと言うと、この島の主で第1の街の王の元恋人でもある百心の王はStoneの欠片の生命力で生かされており、その力が溢れでているせい。しかし、まれに身体や心の一部が欠けた状態で産まれてくるクレイマンがいる。彼らはUnfinished man(未完成クレイマン)と呼ばれ、ある程度の自我を有しているらしい。全員が悪人であるとは言わないが、大抵はその力強い拳によって危険な存在となっている。

関連ワード: King with a Hundred Hearts, Stone


Correspondence: High Wildernessで用いられる燃え盛る言語。それぞれの文字が意味を持ち、自然の法則を書き換えられるほどの効力を伴うこともある。例えばナンシノウに郵便物が引き寄せられるのは最奥部にあるCorrespondenceの刻まれた柱のせい。詳しくはJudgmentの項目で触れる。ロンドンっ子にとってはバザールの表面に刻まれている記号として馴染み深いだろうか。(Sunless sea内でも確認できる。)

街の壁に落書きされていたりもする。こんな危険な言語を誰がわざわざ?Masterたちも簡略化したCorrespondeanceを用いてやり取りをしているらしい。蜘蛛はこの文字にある程度通じているようで、悪魔も興味を示している。そしてLorn Flukeは攻撃に使ってくる。人が迂闊に学ぼうとすると自然発火する。(それも大抵眉から。)

関連ワード:burning, searing, sigil


Dawn Machine(ドーンマシン): 人工のJudgment(後の項目を参照)。現在はほぼ壊滅状態にある英国海軍内の一分派によって造られ、その分派は後にドーンマシンを神として戴く宗教的な組織を作り上げた。彼らはNew Sequenceを名乗り、元第5基地である大晶洞を本拠地としてドーンマシンの勢力拡大を目指し活動している。Sea内で光り輝く船と遭遇することがあるが、あれは彼らの船。


Devils: 魂を好んで集める種族。その正体はパラボラの辺境に巣食う蜂が人型を取っている姿。魂を何に使っているのかははっきりしない。(食べるかそれに近い事をしているとぼんやり示唆されている。)地獄では近頃革命が起こされ、君主制を脱したという。しかし王子はいまだ生きており、逆転の機をうかがっている。ロンドンは1868年地獄に対して侵略戦争を仕掛け、地獄が勝利した。それによってBrass Embassyが建てられる。相手は悪魔なので当然戦場は惨憺たる様子だったらしく、68年戦争を戦った退役兵の中にはPTSDを患うものもいる。囚人の蜜は地獄の薔薇との交配種から採られる。Iron Republicは彼らの植民地であり、自然法則を含むあらゆる法の通用しない場所。

SSkies内で、悪魔は元々Judgmentに仕えていたが、反乱を起こしたため追放されたことが分かる。同時に薔薇とのつながりも強調されている。今も魂を集め、その状態を高ようとしているのは彼らに魂を食べさせていた頃の習性が残っているからだろうか?

関連ワード: soulless, bee, rose, Parabola, buzz,


the Drowned man: Mr EatenのSunless Seaにおける呼び名。Mr Eatenの項を参照(といってもFLでも時折使われている)。


Drownie(ドラウニー): 自分は溺れ死んだと思っている人間。というのは正確ではなく、実際には一度海でおぼれ死んだ後、Flukeの肉を食べないとこうはならないらしい。この世界では自分より上位のものの肉を食べることで、存在としての階級を上昇させることが出来る。あるいはその存在に取り込まれてしまうと言った方がいいかもしれない。(これは鎖から抜け出そうという行いなので、当然法に反している。)つまり、ある意味彼らはもはや人ではない。海中より歌で船乗りたちを誘う。また、歌によりGlimを降らせる事が出来る。つまりMoon-miserと関連があるということだろうか?Fathom Kingが彼らの王。


Echo Bazaar(エコー・バザール): 自我をもったショッピングモール。というのはもちろんこの生き物の単なる1面にすぎないが、間違いとも言えない。ストールン・リバー南岸に位置するロンドンの商業の心臓部。Correspondenceの刻まれた尖塔が特徴的。引いて眺めると黒い殻の甲殻類のような見た目をしている。その正体は宇宙から来た巨大な生き物であり、現在人の目に見えているのはそのほんの一部にすぎない。

太陽への身分違いの許されざる片思いが原因となって地下にやってきた。太陽の伝令を務めていたが、恋文を運ばされた際に拒絶の返事を届け太陽が傷心で死ぬ事を恐れて配達を拒み、FlukeやMasterたちを引きつれ地下に身を隠した。街を落としてはロマンスを集め太陽の慰めとなるものを探している。Stoneは太陽との娘。

女性はHe、男性はShe、それ以外の生き物はItと呼ぶ。記憶にはないがおそらくTheyを名乗る人々はTheyと呼ぶだろう。劇中劇Seventh Letter内では男性と女性の役者が交代でどちらか分からないように演じるらしい。

SSkiesにあるHouse of Rods and Measuresはバザールと同じ種族の死骸。死骸の上で暮らすCuratorはもともとはこの個体に仕える存在だったようで彼らもMr 〇〇を名乗っている。

関連ワード: Messenger, Crustacean, Icarus, spire

Finger kings(フィンガーキング): 存在しない領域パラボラに棲む種族の1つ。小さな蛇の姿をとる。この世に現れることに執着しており、猫とは仲が悪い。 鏡を通して人に影響を与えたり取り憑く事も可能で、憑かれた人間は瞳に銀色が過ぎる。mirror-eyedと呼ばれる状態。

SSkiesにおいて過去に起こったこの種族の現実進出に向けた一つの計略の顛末が語られる。詳しくはWell of Wonderでのイベントで。

関連ワード: snake, serpent, serpentine, mirror, Viric,


Fluke(フルーク): 宇宙から来た巨大なウニのような見た目の生物。Shapelingの1種族。階級としては人よりも上、Judgmentよりも下だと思われる。ラバリーマンは彼らによって位を引き上げられ?(進化させられ?)現在は使役される立場にある。地球外にいたころについての記述は少ないが、彼らの地位を引き上げたことがJudgmentの怒りを買い、なにがしかの罰を受けていたような描写がある。バザールと契約を結び、故郷であるAxileから逃げるようにして地下へと降りてきた。ロンドンの地下で暮らしつつラバリーマンを地上へと派遣し琥珀の原料を集めさせている。しかしこのような現状に満足せずLorn FlukeとしてZeeを気ままにさまよう個体もいる。Shapelingの生態はFL内Flute streetに詳しい。

関連ワード: Rubbery man, amber, Do you recall how we came to that place?


the Gods of the Zee: 船乗りたちの畏れる神々。詳細はStorm, Stone, Saltそれぞれの項目を参照。


the Great Chain of Beings: 単にChainとも。この世界に存在するあらゆる物には定められた階級があり、別の位へと動くことはできないという概念を指す。現実に存在する世界観であり、18世紀ごろまでこのような考えはごく一般的なものだった。FL/SSの舞台である19世紀後半は、博物学の隆盛や進化論的思想の登場なども合わさって以前ほどは人気がなくなっているがまだ廃れたわけではない、という時期だろうか。ゲーム内に話を戻そう。この『鎖』は世界観の根底となる概念ではあるが、ゲーム内で直接言及されることは滅多になく、鎖は天にまで届くものだ、程度の情報しかない。定められた本来の階級から動くことは重罪。今のところ、Judgmentより上位の存在が言及されたことはない。


Her Enduring Majesty: 永遠なる女王陛下。別名Traitor Empress、ヴィクトリア女王。ロンドンが落ちたのは彼女がPrince Consortの命を永らえさせるためにバザールと契約を結んだから。

続編ではAlbionの太陽を殺し、機械仕掛けの太陽を作りあげ時間を手中に収め、神にも等しい存在として新しいロンドンに君臨している。


High Wilderness(天上の荒野): 一言で言うと宇宙。つまり、大気圏の外にある空間。様々な知的生命体が暮らしており、実際の宇宙よりかなり賑やか。宇宙全体を指す語なのか銀河系のこの辺りだけを指す語なのかは不明。the Sea More Sunlessもほぼ同義語。詳しくはSSkiesで!


Judgment(審判): この世界の法を作り、その法を元に下位の種族を支配する神のような存在。その正体は星々。Correspondence(前述の燃える言語)は彼らの言葉にして法であり、地上を照らす陽光は彼らの定めた法を徹底するためのもの。地下で一定期間を過ごすか、死んで蘇るなどすると星々の定める法に反した存在となってしまい、結果地上に出た瞬間に焼き尽くされてしまう。人は本来太陽光がなければ生きていけない(=太陽の支配を逃れられない)はずだったが、Neathではその目を逃れ様々な不可能(並外れた長寿など)を可能にできる。しかしNeath自体、太陽がその他の星々の眼を逃れて実験をするために作られた場だという話もあり、むしろあえて見逃されていると言ったほうが適切かもしれない。

関連ワード: star, the White, Law


Lacre(レイカー): Bazaarの生み出すアンモニア臭のする雪のような物質。以前の街の住人たちはLacreにされた、という噂がある。おそらくラテン語のLacrimae(涙)が語源。NomanとTear of the bazaarの原材料。孤独の身に染みる季節、物語を集めすぎたために生じたメランコリーが溢れだし、あってはならない存在が産まれる。

関連ワード: Noman, twelve days of Mr sacks, Sundered Sea, Penstock's Wicket


the Masters of the Bazaar(バザールの支配者): Mr 〇〇という名で呼ばれる、バザールにおける商売を支配するフードを被った謎の生物。その正体は宇宙から来た巨大蝙蝠。だから通貨はエコーというわけ。Masters of the Bazaarとは呼ばれるものの、実際には自分たちの種族からつまはじきにされている所をバザールに雇われた身。バザールとの関係性には幅があり、バザールとその計画を未だ信じるものもいれば、逆に個々の街に執着し計画を阻もうとするものもいる。カラコルムではKhan of 〇〇と名乗っていた。

関連ワード: Bat, Echo Bazaar, Emissary


Moon-miser: Roofに棲むShapelingの1種。False-stars(偽星)は彼らの光であり、グリムは彼らの体の一部。虫に近い見た目?(Boxful of intrigue参照)

関連ワード: Starved men, milk


Mr Eaten: 裏切られ、喰われ、井戸に沈められたという。今はReckoning(裁き、あるいは報い)を求めるある種の実体のない(?)存在となり、人々に密かに呼びかけている。その名を探し求める者たちはSeekerと呼ばれその忌まわしい行為の数々によって忌み嫌われている。また、北方の教会には彼をDrowned Manと呼び、奉る集団がいる。

関連ワード: North, Seeking, Unaccountably Peckish, candle, well, wax, knife, reckoning, Gate


Mt Nomad(マウント・ノマド): 黒曜石の塊のような見た目の山。その心臓部には黄金の卵が入っている。『顔盗むもの』とStoneの娘。ライフバーグとは何かしらのつながりがあるらしい。北方をさまよっているのは反抗期なのか、あるいは宇宙が恋しいからだろうか?


Nadir: NeathにあるIrrigoで満たされた洞窟。様々な勢力によって都合の悪いものが置き去られ、忘れられている。一説にはNadirによってNeathはJudgmentの視線から逃れられているらしい。Neathに直接手を出せないのはSeven Treacheriesのせいとも言われているが、恐らくNadirはその内の一つということなのだろう。多分。

関連ワード: Irrigo, Millicent, eyeless skull, Great Game



Neathbow: 地下に特有の7つの色。

 Apocyan: Zeeの波、記憶、coralの色。青緑に近い。

 Cosmogone:パラボラの空、記憶の中の太陽の色。オレンジ、あるいは黄色に近い。

 Gant: すべての色が消えた時に残る色。ベージュに近い灰色?光の中では見えない。

 Irrigo: 忘却の色。Nadirと関係が深い。紫に近い。

 Peligin: 深海、Monster-hunterの瞳の色。ほとんど黒に近い青。

 Violant: 忘れがたい色。赤に近い?

 Viric: 鏡の裏側、浅い眠り、蛇の色。これもパラボラと関係が深い色。緑に近い。


Parabola(パラボラ): 別名Is-Not。Judgmentの法では存在を認められていない場所。鏡の裏の領域。人の集合的無意識と繋がっているらしく、夢とも関わりが深い。nightmareが高くなった時や蜂蜜を舐めてたどり着く場所もここ。 ViricやCosmogoneはこの場所と結びつく色。蛇や猫が暮らしている。悪魔もパラボラの辺境で生活しているらしい。


Presbyter(長命衆): Elder Continentに暮らす極めて長命な人々。Prester(長老)が彼らの支配者。一般の人々は契約により千年までしか生きることは出来ないが、一部は名を放棄してColleague of Mortalityに加わり、さらに生きるという。

関連ワード: Stone, Garden, Mountain


Red Science: 正体不明の何か。現在の所、鎖を砕く事のできる唯一の物と言われている。続編にて北にあるゲートを通過できたのはこれを利用したからといった話もあるので今後重要になってくるのでは。(と、思っていたが今のところそれらしき文には出会っていない。)

関連ワード: Memento Mori


Rubbery man(ラバリーマン): イカの顔をした二足歩行の種族……というのは誤解で、ロンドンには人に近い見た目のものが選ばれて送り込まれているだけ。Flute Streetにはより多様な見た目のものがいる。Shapelingの1種。鎖を躱し肉体を変化させる術を知っている(Shapeling Arts)。ロマンスから琥珀を作り出す。琥珀はFlukeの生存に必要なものであり、それを集めるために彼らは地上に送り出されている。(このあたりの設定はうろ覚えなのであまり信用しないでほしい 詳しくはFlute Street参照。)鎖の中での立ち位置ははっきりしないが、(そもそも合法な存在なのか?)人と違い創造性を持たないと言われているので、恐らく人より少し下程度か。Flukeによって光を分け与えられた?(引き上げられた?)が、思ったようには進化せずFlukeは不満を持っている。

関連ワード: Shapeling Arts, Amber, Fluke,


Salt: Zeeの3神のひとつ。東、別れ、水平線、旅人などと縁深い。その正体については詳しく述べると長くなるので、ここでは簡単に浅い部分だけ書いておく。昔、WildernessにWhiteと呼ばれる星がいた。Whiteは星々の世界におけるスパイマスターであり、Saltとなる星は元々その配下の諜報員だった。Saltになる星は何かをWhiteに望み、それを報酬として得る契約を結んだ後、その対価として太陽の隠した物を探し地下へと降った。そして彼はなんやかんやあって名前を隠し、自らの存在さえも捨てて東へと向かいSaltになった。以降、名を探し東へと向かう者達はみな彼の後に続くようになったという。

関連ワード: East, TRAVELLER RETURNING, the Sun beneath the Sea, White


Stone: Zeeの3神のひとつ。南方の神。癒し、光、長寿などと関係が深い。その正体は、バザールと太陽の娘であり、Elder Continentに聳える巨大なダイアモンドの光り輝く山。彼女のお陰で大陸の人間は長寿を得ている。地下の人間が死ににくい原因の一つでもある。別名光輝の山(Mountain of Light)。麓からは生きた船以外渡ることの出来ない血の河が流れ出す。百心の王の心臓はこの山の欠片。Mt Nomadは娘。といってもThief of Faces(『顔盗むもの』)によって勝手に作られた?という話なので親子というと誤解があるかもしれない。

関連ワード: Mountain, South, immortality, Mountain-shard, Snuffers, Garden, Nidah


Stone pig: Bazaarが宇宙を渡る際に用いた生きたエンジン。今は地中で眠らされている。バザールと共生する生物であるとか、クーマエ運河の地上へと通じる穴はこの生き物?の手で開けられたものであるなどといった断片的な情報しか出ていない、未だ謎多き存在。


Storm: Zeeの3神のひとつ。天蓋に住まう怒れる神。雷鳴、雨雲、孤児などと関係が深い。これに魅入られると瞳が雷雲のような暗い灰色になる。その正体はFLにおけるThunderであり、宇宙から来た龍のような生き物とされる。この種族はJudgmentの定めた法を破る者を取り締まる役割を負っていたらしく、バザールに猶予を与えたのはこの者ではないかと言われている。別名long-dead god。Neathと呼ばれるこの巨大な地底洞窟はこの神の頭蓋骨であるという噂もある。

関連ワード: thunder, urchin, roof, stormy-eyed


Snuffer(スナッファー): 蝋燭を喰らい、人の顔を奪う種族。『顔盗むもの』が彼らの支配者的な立場にある。お互いのことはcousinと呼び合うだの、Flukeによって作られただのGardenから追い出されただの様々な話がある。(正直に言うと詳しくは知らない。南の話はFL内Flintに詳しいらしい。)彼らはあらゆる場所に潜り込んでいる。

関連ワード:Thief of Faces, wax


Sorrow spider(悲哀蜘蛛): 一般の蜘蛛よりも大きいNeathに固有の種族。名前は夜に眠る人々の枕元に忍び寄り人の目を盗む習性からつけられた。盗んだ瞳を卵として個体を増やしている。鏡の間を移動できる。高い知能を有しているようで、多くの個体が群れをなし一個の生物としてふるまう議会蜘蛛と呼ばれる一種のコロニーを形成することがある。

彼らもまた星々に対する反逆をもくろむ種族であり、SSkiesでも活躍する。


Tomb-colonists(墓人): Neathでは人は大抵の場合、死んでもしばらくすれば戻ってくる。しかしあまりにも死にすぎた/酷い死に方をした/歳を取りすぎた場合、人の目に耐えない姿となりTomb-colony(墓人街)に送られる。ヴェンダーバイトをはじめとするこうしたコロニーで彼らは決闘をするなどして静かに暮らしている。しかしあまりにも年老いてしまうとそこにすらいられなくなり、地上あるいはGrand Sanatoriumへ送られるか、自らの体を蛹として蛾へと変わる。この変化はEmergence(羽化)と呼ばれ禁忌とされる。

関連ワード: moth, Venderbight, Xibalba,




〇フレーズ集

・Do you recall how we came to that place? 〜(私たちがどのようにしてあの場所へ至ったのか、あなたは憶えているだろうか?)

-Shapeling、とくにFlukeに関係する文章。you/weの部分が変化するバリエーションが多々ある。詳しくはこちらを参照。主に彼らとBazaarとの契約の顛末について語っているようだ。しかしこの形式を用いて全く別の事が語られている場合もあるので注意。


・A reckoning will not be postponed indefinitely. (裁きはいずれ必ず来たる。)

-Mr Eatenに関連する文。reckoningという単語だけで出てきた場合も彼とのつながりを感じさせる。


・All shall be well〜 (すべてが上手くいくだろう。)

-元々はノリッチのジュリアン(別名Anchoress)の言葉。T・S・エリオットの詩に引用され広く知られるようになった。FL内では慣用句的に用いられているため、あらゆる場所で出てくる。元々はバザールの契約の言葉だったようだ。


・Seven is the Number. (7こそが鍵となる数字。)

-地下においては7という数字が度々現れる。理由はいまだはっきりしていないが、Seven Treacheriesが関係しているのかもしれないという説もある。


・The heart is destiny's engine.(心臓は運命を駆動するものである。)

-何に関連する文かすら不明。深い領域に首を突っ込んだ時に出くわす事が多いのでJudgmentあたりと関係があるのかもしれない。ないかもしれない。アイレムの言い回しとも。



在这个世界上,星辰是一种智慧生命,也被叫做叫做司命(Judgement)。

司命制定和保护宇宙的法则,以他们的光辉来维护法律和链条。 法则包括物理学法则、"人终究会死 "这样种种的法则。 而在世界法则管辖之下的众生,在链中有着特定且无法跨越的阶级。 这种生命有阶级划分的想法在19世纪极为普遍,但有一点是人类无法预料的,那就是在他们与神之间的高级存在、数量多到远远超过了他们的想象。 具体来说,Fluke等人被认为是比人类更高的等级。星辰是我们目前所知道的最高级别的种族。

一颗星辰,即太阳,爱上了无法被回应的存在。尽管没有明确提及,但这无望的感情也许违反了法律,太阳也许爱上了不同阶级的存在。 但他还是决定给那一位寄一封情书。

回音巴扎,身为司命的使者这一种族,他服务于太阳。并接下了送信的这次任务。


但这里出现了一个问题。 巴扎尔爱上了太阳。 当然,这也是一种不可饶恕的爱。 因为两者之间有很大的等级差异。 怀疑太阳的感觉和巴扎尔一样。 但他们之间有一种孩子。" 那个有时被称为 "太阳的实验 "的孩子就是光山,人们也称他为石神。 根据法律规定,这个孩子不能存在。 这封信不能交给巴扎尔,因为他会拒绝。 因为他知道,对方会拒绝。 一封拒绝的信,一定会让太阳的心碎。 他就会心碎而死。 巴扎尔没有太多的选择了。 相反,既然他们是要充当信使的人,除了传递信息,应该没有其他选择。 然而,巴扎尔却犯了法,带着消息逃走了。


犯了法的众生会怎样? 在下界停留一定时间的人无法再回到地表, 它们在阳光的照射下变得脆弱,如果继续暴露在阳光下,它们最终会死亡。 如果他们犯了更严重的罪,惩罚会更重。 巴扎的罪恶已经得到了法官们的认可,如果不将信息永远传递下去,终究会受到惩罚。 届时,违背法律的石头和创造她的太阳将遭受同样的命运。 不过,目前,芭莎已经被忽略了。 原因也不清楚,可能是风暴错过了,也可能是单纯的信息迟到并不是那么严重的罪行,他们的过失在大宇宙中太微不足道了。 无论如何,可以肯定的是,芭莎在传递信息之前已经得到了缓刑。


现在,被夹在中间的巴扎尔将如何利用这段时间? 他带着消息,太阳就会死,不带着消息,就会受到惩罚。 如果他不这样做,就会受到惩罚,如果他这样做,他的女儿和他自己都不能幸免。 答案很简单。 巴扎尔逃到了下界。法官看不到这个地方。 他们可以在这里做一些其他地方不允许做的事情。 在下到地下室的过程中,巴扎在他的队伍中又增加了其他的流民(这里的时间线有争议),包括被称为巴扎大师的商人和阿克西尔的沙佩林。 巴扎答应他们 "一切都会好起来的"。 他们每个人都有自己不在天堂的理由,但我们先不说这些。 然后,坐在尼思,巴扎开始把城市丢到地下。


这就是人性的最终体现。 但从这里再往前走不到5000年就能到伦敦了)。 自人类文明诞生以来,巴扎就以大师为中介,与当时繁华的城市统治者签订契约。 具体来说,巴扎给了他们想要的东西,作为回报,他们获得了这座城市。 伦敦是第五个以这种方式落入地下的城市。 但巴扎把城市带到地下,想做什么? 当然,这是他试图解决我前面提到的董事会问题的一部分。 很显然,芭莎正在收集爱情故事,寻找一些东西来安慰伤心的人,让他们传递信息时太阳不会死。 但也不是一帆风顺的。 大师们越来越沮丧,很少有人还能忠于自己最初的目标。 那么,当新的城市倒下后,住在旧城的人们会怎样呢? 他们中的一些人搬到了文德拜特和其他的古墓殖民地,另一些人搬到了泽国,还有一些人逃到了梦境中的帕拉波拉。


让我们暂时离开尼思,解释一下抛物线。 抛物线,又称梦境或异界,是一个不同于这个世界的空间。 帕拉波拉这个名字很少被人提及,但我相信大多数人都去过。 比如你舔犯人的蜂蜜时被传送到的空间,还有SS中出现的镜面玛奇也在这个位面。 帕拉波拉和尼思一样,也是在法官们的视线之外,但说它是一个法官们不承认它存在的地方,可能更合适。 (也许这就是 "Is-not "这个名字的由来吧)。 妖、蛇、猫是与这个空间密切相关的生物。 恶魔生活在帕拉波拉的郊区,可以以类似人类和不太像人类的形态(比如山羊头恶魔)出现在尼思上。 另一方面,指环蛇和其他蛇类在现实世界中不能以它们的身份出现,所以它们试图通过附着在人身上来逃避。 据说,尼思比地面更接近抛物线。


现在让我们把注意力转回尼思。 到目前为止,人类对我所描述的内容了解到什么程度? 一句话,能把所有事情都了解清楚的人很少。 不过,就连老百姓也知道巴扎和皇后之间的交易(所以皇后被非正式地称为叛国皇后),似乎也有少数人知道自己的城市受到了某种程度的剥削。 他们不会坐等自己城市的历史结束。 从伦敦之前开始,人们就开始利用一切可以利用的手段来延长或缩短城市的寿命,抵抗巴扎和大师们的阴谋。 其中最值得一提的是革命党和控制他们的历法委员会。 十二人,他们各自以日历中的月份为名,以解放夜为目标。 LoN不是人想出来的,而是星际间的政治纷争。 有人认为,LoN并不是人类孕育出来的,而是星际间政治纷争的结果,影响了尼思。 不过,我们可能会在《无阳天》中了解到更多关于这方面的信息。 别忘了,LoN只是FL未来的可能性之一。 例如,其他的《命运》游戏已经展示了一个所有人类都是不朽的未来。 有光明的未来,也有黑暗的未来(虽然LoN绝对是字面意义上最黑暗的),但我们仍然不知道FL会如何结束。

良いタイトルが浮かびませ

しかしそれでも彼はその相手に恋文を贈る事にした。ここでEcho Bazaarが登場する。バザールは審判たちの伝令を務める種族の一員であり、太陽に仕えていた。そして例の恋文を届ける役目を仰せつかったが、ここで問題が生じてくる。バザールは太陽に恋をしていたのだ。当然これもまた許されない恋だ。この二者の間には大きな階級差が存在するのだから。太陽がバザールと同じ気持ちを抱いていたかは疑わしい。しかし、彼らの間にはある種の子供がいる。"太陽の実験"と言及されることのあるその子供こそMountain of Light(光輝の山)、別名Stoneとして人には知られる存在。この子供も本来法の下には存在しえないものだ。バザールにはその手紙を届けることが出来なかった。何故なら相手は断るだろうと知っていたからだ。拒絶の手紙はきっと太陽の心を粉々にしてしまうだろう。そして彼は傷心に耐えきれず死んでしまうに違いない。バザールに残された選択肢は多くはなかった。というよりも、彼らは伝令としての役目を負う存在なのだから、本来は伝言を届ける以外の選択肢は存在しないはずだった。しかし、バザールは法を破り伝言を持ったまま逃げだしたのだった。


法を破った存在はどうなるか?それはNeathにある程度の期間滞在したものが地上に出ればどうなるかを見れば明らかだろう。彼らは太陽の光に対して脆弱になり、光を浴び続ければやがて死ぬ。より重い罪を犯していれば、さらに罰は重くなる。バザールの罪は審判にも認識されており、いつまでもメッセージが運ばれなければやがては罰が与えられるだろう。その時は法に反する存在であるStoneと彼女を生み出した太陽も同じ運命を辿ることになる。しかし、今のところバザールは見逃されている。その理由はこれまたはっきりしていない。Stormが見逃がしたためか、あるいは単に伝言が遅れているというのはそこまで重い罪ではなく、彼らの違反についても宇宙規模で見ればあまりにも取るに足らないものであるということかもしれない。ともかく、バザールには伝言を届けるまでに猶予が与えられたのは確かだ。


さて、板挟みとなったバザールはその猶予をどう使うのだろう?伝言を運べば太陽は死に、運ばなくとも罰を受けることになる。しかも後者の場合は娘と自分もただでは済まない。答えはシンプルだ。バザールはNeathへと逃げ込んだ。Neathがどの様にして出来た空間なのかは定かでないが(そろそろ察しがついてきたかもしれないが、この辺りの話は分からないことだらけだ)、一つはっきりしているのがこの場所には審判たちの目が届かないということだ。ここでなら他の場所では許されないようなことが行える。そしてバザールは地下へと下る道の途中で他のはぐれ者たちを仲間に加えていった(この辺りの時系列については諸説あり)。Masters of the Bazaarとして知られる商人たちやAxileから来たShapelingたちだ。バザールは彼らに"All shall be well(すべてが上手くいくだろう)"と約束した。彼らにはそれぞれに天上にいられない理由があったが、それはとりあえず置いておこう。そしてNeathに腰を落ち着けたバザールは街を地下へと落とし始めた。


ここでようやく人類が登場する。(しかしここからさらにロンドンまではさらに5000年弱掛かる。)人類文明の夜明けより、バザールはMasterたちを仲介としてその時々に栄華を誇る都市の統治者たちと契約を結んできた。具体的には、彼らの求める物を与えその対価として街を手に入れてきた。ロンドンはそのようにして地下に落ちた5番目の都市。しかしバザールは街を地下に落として何をしようというのだろう?もちろんこれは先程述べた板挟みを解決しようという試みの一部だ。バザールはどうやら伝言を伝えても太陽が死なないように、傷心を慰めるようなものを探してラブストーリーを収集しているらしい。しかしこの企ては順風満帆とは言い難い。とりわけ第2・3の都市の落下時の契約に関するゴタゴタは、いまだNeath全域に暗い影を落としている。Masterたちも不満を募らせ、当初の目的にいまだ忠実であるものは少ない。ところで、新たな街の落ちた時、古い街に住んでいた人々はどうなるのだろうか。彼らの内ある者はVenderbightなどのTomb-Colonyへと移り、また別の者はZeeへと乗り出し、中には夢の領域であるParabola(パラボラ)へと逃げ込む者達もいた。


ここで一旦Neathを離れパラボラの説明をしよう。パラボラ、夢の領域やIs-notなどとも呼ばれるこの世界とは異なる空間。パラボラという名こそほとんど言及されないが大部分の人は訪れたことがあるはずだ。例えばprisoner's honeyを舐めた時に転送される空間やSSにも登場したMirror-Marchesなどもこの領域。パラボラもまたNeathと同じく審判の目の届かない場所だが、むしろ審判が存在を認めていない場所と言った方が適切かもしれない。(恐らくIs-notという名はそこからきているのだろう。)悪魔、蛇、猫はこの空間と縁が深い生き物だ。悪魔たちはパラボラの辺境に住みNeathにも人に似た姿やそれ程似ていない姿(山羊頭の悪魔など)で現れることが出来る。一方でFingerkingsをはじめとする蛇は現実世界へそのまま現れることが出来ず人にとりつくなどして脱出を図っている。猫たちにはそのような蛇を止める役割が課せられているらしい。Neathは地上に比べてパラボラとの距離が近いと言われている。


さてNeathに視線を戻そう。ここまで説明してきたことに人間たちはどの程度気付いているのだろうか?一言で言ってしまうと全てをはっきりと理解している者は少ない。しかし一般民衆であってもバザールと女王との取引については認識しており(そのため女王は非公式にTraitor Empressとも呼ばれる)、自分たちの街がなんらかの搾取の対象になっていると勘づいている者はそこそこいるようだ。彼らは自分たちの街の歴史が終わるのを黙って待っているつもりはない。ロンドン以前より、人々はそれぞれの街であらゆる手段を用いて街の寿命を引き伸ばし、あるいは縮め、バザールとMasterたちの計略に抵抗を試みている。中でも特筆すべきはRevolutionaryと彼らを操るCalendar Councilだ。それぞれに暦上の月の名を名乗るこの12人の目指すところこそがLiberation of Night(夜の解放)である。つまり、彼らはこの詩的な名前の示すようにあらゆる光=法を消しさろうと企んでいる。FLの一部Destiny獲得時イベントなどでこれによってどのような変化が齎されうるのか、その片鱗を覗くことが出来る。LoNは人によって考え出されたものではなく、星々の間の政争がNeathにまで影響を及ぼした結果のものであることが示唆されている。しかしこの辺りについてはSunless Skiesでもう少し詳しく分かるかもしれない。そして忘れてはいけないのがLoNはあくまでFLの未来の可能性の1つにすぎないということだ。例えば他のDestinyでは人類全てが不死となるといった未来が示されている。より明るい未来もあれば暗い未来もあるが(文字通りの意味で言えば1番暗いのはLoNで間違いないが)、FLの結末がどうなるのかはいまだ分からないままだ。良いタイトルが浮かびませ

しかしそれでも彼はその相手に恋文を贈る事にした。ここでEcho Bazaarが登場する。バザールは審判たちの伝令を務める種族の一員であり、太陽に仕えていた。そして例の恋文を届ける役目を仰せつかったが、ここで問題が生じてくる。バザールは太陽に恋をしていたのだ。当然これもまた許されない恋だ。この二者の間には大きな階級差が存在するのだから。太陽がバザールと同じ気持ちを抱いていたかは疑わしい。しかし、彼らの間にはある種の子供がいる。"太陽の実験"と言及されることのあるその子供こそMountain of Light(光輝の山)、別名Stoneとして人には知られる存在。この子供も本来法の下には存在しえないものだ。バザールにはその手紙を届けることが出来なかった。何故なら相手は断るだろうと知っていたからだ。拒絶の手紙はきっと太陽の心を粉々にしてしまうだろう。そして彼は傷心に耐えきれず死んでしまうに違いない。バザールに残された選択肢は多くはなかった。というよりも、彼らは伝令としての役目を負う存在なのだから、本来は伝言を届ける以外の選択肢は存在しないはずだった。しかし、バザールは法を破り伝言を持ったまま逃げだしたのだった。


法を破った存在はどうなるか?それはNeathにある程度の期間滞在したものが地上に出ればどうなるかを見れば明らかだろう。彼らは太陽の光に対して脆弱になり、光を浴び続ければやがて死ぬ。より重い罪を犯していれば、さらに罰は重くなる。バザールの罪は審判にも認識されており、いつまでもメッセージが運ばれなければやがては罰が与えられるだろう。その時は法に反する存在であるStoneと彼女を生み出した太陽も同じ運命を辿ることになる。しかし、今のところバザールは見逃されている。その理由はこれまたはっきりしていない。Stormが見逃がしたためか、あるいは単に伝言が遅れているというのはそこまで重い罪ではなく、彼らの違反についても宇宙規模で見ればあまりにも取るに足らないものであるということかもしれない。ともかく、バザールには伝言を届けるまでに猶予が与えられたのは確かだ。


さて、板挟みとなったバザールはその猶予をどう使うのだろう?伝言を運べば太陽は死に、運ばなくとも罰を受けることになる。しかも後者の場合は娘と自分もただでは済まない。答えはシンプルだ。バザールはNeathへと逃げ込んだ。Neathがどの様にして出来た空間なのかは定かでないが(そろそろ察しがついてきたかもしれないが、この辺りの話は分からないことだらけだ)、一つはっきりしているのがこの場所には審判たちの目が届かないということだ。ここでなら他の場所では許されないようなことが行える。そしてバザールは地下へと下る道の途中で他のはぐれ者たちを仲間に加えていった(この辺りの時系列については諸説あり)。Masters of the Bazaarとして知られる商人たちやAxileから来たShapelingたちだ。バザールは彼らに"All shall be well(すべてが上手くいくだろう)"と約束した。彼らにはそれぞれに天上にいられない理由があったが、それはとりあえず置いておこう。そしてNeathに腰を落ち着けたバザールは街を地下へと落とし始めた。


ここでようやく人類が登場する。(しかしここからさらにロンドンまではさらに5000年弱掛かる。)人類文明の夜明けより、バザールはMasterたちを仲介としてその時々に栄華を誇る都市の統治者たちと契約を結んできた。具体的には、彼らの求める物を与えその対価として街を手に入れてきた。ロンドンはそのようにして地下に落ちた5番目の都市。しかしバザールは街を地下に落として何をしようというのだろう?もちろんこれは先程述べた板挟みを解決しようという試みの一部だ。バザールはどうやら伝言を伝えても太陽が死なないように、傷心を慰めるようなものを探してラブストーリーを収集しているらしい。しかしこの企ては順風満帆とは言い難い。とりわけ第2・3の都市の落下時の契約に関するゴタゴタは、いまだNeath全域に暗い影を落としている。Masterたちも不満を募らせ、当初の目的にいまだ忠実であるものは少ない。ところで、新たな街の落ちた時、古い街に住んでいた人々はどうなるのだろうか。彼らの内ある者はVenderbightなどのTomb-Colonyへと移り、また別の者はZeeへと乗り出し、中には夢の領域であるParabola(パラボラ)へと逃げ込む者達もいた。


ここで一旦Neathを離れパラボラの説明をしよう。パラボラ、夢の領域やIs-notなどとも呼ばれるこの世界とは異なる空間。パラボラという名こそほとんど言及されないが大部分の人は訪れたことがあるはずだ。例えばprisoner's honeyを舐めた時に転送される空間やSSにも登場したMirror-Marchesなどもこの領域。パラボラもまたNeathと同じく審判の目の届かない場所だが、むしろ審判が存在を認めていない場所と言った方が適切かもしれない。(恐らくIs-notという名はそこからきているのだろう。)悪魔、蛇、猫はこの空間と縁が深い生き物だ。悪魔たちはパラボラの辺境に住みNeathにも人に似た姿やそれ程似ていない姿(山羊頭の悪魔など)で現れることが出来る。一方でFingerkingsをはじめとする蛇は現実世界へそのまま現れることが出来ず人にとりつくなどして脱出を図っている。猫たちにはそのような蛇を止める役割が課せられているらしい。Neathは地上に比べてパラボラとの距離が近いと言われている。


さてNeathに視線を戻そう。ここまで説明してきたことに人間たちはどの程度気付いているのだろうか?一言で言ってしまうと全てをはっきりと理解している者は少ない。しかし一般民衆であってもバザールと女王との取引については認識しており(そのため女王は非公式にTraitor Empressとも呼ばれる)、自分たちの街がなんらかの搾取の対象になっていると勘づいている者はそこそこいるようだ。彼らは自分たちの街の歴史が終わるのを黙って待っているつもりはない。ロンドン以前より、人々はそれぞれの街であらゆる手段を用いて街の寿命を引き伸ばし、あるいは縮め、バザールとMasterたちの計略に抵抗を試みている。中でも特筆すべきはRevolutionaryと彼らを操るCalendar Councilだ。それぞれに暦上の月の名を名乗るこの12人の目指すところこそがLiberation of Night(夜の解放)である。つまり、彼らはこの詩的な名前の示すようにあらゆる光=法を消しさろうと企んでいる。FLの一部Destiny獲得時イベントなどでこれによってどのような変化が齎されうるのか、その片鱗を覗くことが出来る。LoNは人によって考え出されたものではなく、星々の間の政争がNeathにまで影響を及ぼした結果のものであることが示唆されている。しかしこの辺りについてはSunless Skiesでもう少し詳しく分かるかもしれない。そして忘れてはいけないのがLoNはあくまでFLの未来の可能性の1つにすぎないということだ。例えば他のDestinyでは人類全てが不死となるといった未来が示されている。より明るい未来もあれば暗い未来もあるが(文字通りの意味で言えば1番暗いのはLoNで間違いないが)、FLの結末がどうなるのかはいまだ分からないままだ。




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