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卡巴拉邪恶之树

Qliphoth

クリフォト

クリフォトでは形作る10個の球を「クリファ」と呼ぶ。球体の番号には虚数単位を意味する「 i 」がつく。人はみな”生命の樹”のマルクトから成長するのが、基本であると書きました。マルクトは(精神の地獄)と言われますが、ここに留まっている人間は、何も成長していない事になります。人間として霊的に成長していない訳ですが、まだ”生命の樹”にいます。しかし、そこからも堕落して落ちてしまう事があります。それが”死の樹”です。”生命の樹”を反転させ、反をつけたものになります。”生命の樹”が天使が行き来する場所なら、”死の樹”は悪魔が行き来する場所になります。死の樹”にも三柱構造があり、具体的な概要を表すと、


反均衡の柱 ルシファー
反慈悲の柱 獣
反峻厳の柱 偽預言者

となります。そして下に行くほど堕落しているという事になります。ルシファーとはかつて神に最も近い天使ルシフェルといわれましたが、やがて自分が神になれると錯覚を起こし傲慢になり、神に対して全天使の三分の一を集めクーデターを起こしましたが、大天使ミカエルに破れ、地獄に落とされ魔界の大魔王となった者です。人は”生命の樹”を上昇する過程で、堕落して滑り落ちてしまい別な世界に閉じ込められてしまう事があります。その場所を”ケリッポト”と言います。人は”死の樹”に落ちても反ネツァクや反ホドくらいならやり直せるらしいですが、それより下るとルシファーの鎖に繋がり、抜け出せなくなるといいます。そして”ケリッポト”に落ちた人間は、ある特徴があるといいます。詳細は次回になりますが、驚くほどあてはまる人間が存在すると思います。【生命の樹の3つの三角形(至高の三角形、倫理的三角形、アストラル三角形)】 そして、①~③、④~⑥、⑦~⑨でそれぞれ3つの三角形を形成しています。 これら3つの三角形は、聖書でいう栄光の三段階に対応しています。 『太陽の輝き、月の輝き、星の輝きがあって、それぞれ違いますし…(新約聖書 コリントの信者への手紙 一 第15章41節)』 ①~③で神にかかわる至高世界の三角形=太陽の栄光、④~⑥で人間界の倫理的中高世界の三角形=月の栄光、⑦~⑨で下層世界のアストラル三角形=星の栄光を形成しています。 ちなみに⑩は滅びの世界となります。 神から雷光(カヴ)を受けた人間は、⑩マルクトから上昇の過程を歩むことになり、「滅びの世界」から「下層世界」→「中高世界」へと昇っていきます。 しかし「至高世界」に入るには、隠された「ダアト(知識)」を通過しなければならず、「至高世界」は完全に一般世界から隔離されて聖別されていることを表しています。 以上が、生命の樹の基本構造になります。

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